房総では、お正月のお雑煮に入れて食べる家庭が多く「はばのりがない正月は正月じゃない」という人もいるほどです。はばのり漁の解禁日は通常12月と1月中のそれぞれ1日のみ。12月1日以降で天候や潮の具合・生育状況が整った日と決められています。
収穫当日、地元の漁師たちが一斉にはばのりを取りに磯に向かう光景は冬の風物詩となっています。黒潮育ちの天然「はばのり」はばのりは波の荒い岩場に自生しています。12月の冷たい海で10cmほどに成長したはばのりを丁寧に手で摘み取り、海水で洗い包丁で短く切って成形し2・3日天日で干します。
収穫時期が冬場の数日と限られており、市場に出回る量もわずかであるため、貴重な品として扱われています。生はシャキシャキでほろ苦い食感地元では採れたての生はばのりを味噌汁の具や和え物で食べることも。日持ちしないため地元でしか味わえないこの時期だけのお楽しみです。
匠たちが培ってきた伝統の技で作り上げますいせる作業には高い技術が必要。経験豊富なベテランはさすがに早くて上手!隙間なく均一に仕上げるのは至難のわざ!型枠を外して形を整えます。この時期だけ、町中のあちこちで見かける光景鮮度が落ちないよう出来るだけ収穫したその日にこの状態まで仕上げます。
天気・気温・時間との闘いです。天日で2.3日かけて乾燥させます。乾いて緑がかった黒茶色になったら割れないよう慎重にはがします。数量限定でのご提供貴重品ですので、店舗での袋入れ作業も割らないよう慎重に行います。形が崩れやすいのでバックや袋から出す際はお気をつけください。
フライパン等で軽く炙って、お雑煮やお吸い物にかけて食べるのが定番です。お好みでご飯にふりかけ、お醤油を回しかけても美味しくお召し上がり頂けます。やや苦みのある独特の風味とコリコリ食感。房総の磯の香りをお楽しみください。久根崎善次郎商店のご紹介明治の時代から続く、老舗の海鮮問屋・鰹節屋の久根崎善次郎商店。
現在の社長は四代目となる久根崎善裕氏。先代の久根崎善次郎氏は鴨川漁業協同組合の組合長も務めました。善次郎氏は大阪の鰹節問屋で修業をし、生の買付から加工全てにこだわっていました。創業120年の伝統技術と厳選製造は、現社長の四代目 善裕氏にも受け継がれています。